頭痛・めまい・吐き気・倦怠感
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セルフチェック
- 症状に波があるが、長期間にわたっている
- 痛む場所が変わることがある
- 気温や天候の変化によって痛みが変わる
- 少しの運動をすると症状が出てくることがある
- 集中力が以前よりも低下しているように感じる
- 頭痛・倦怠感・疲労感・不眠・めまいなどが以前より多く感じる
以上の項目に2つ以上当てはまる場合には鞭打ちの可能性がきわめて高いです。
概要
むちうち症は痛み、目まい、耳鳴りや吐き気といった自律神経症状が顕著にみられます。頚椎の中を通る自律神経へのダメージが起因しております。わずかに脊椎の椎間孔からでている神経が事故によって過緊張状態になった筋肉によって圧迫される状態にあります。
重いものでは頚椎動脈にも影響を与える事も多々あります。
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症状
- 内耳の症状:めまい、耳鳴り、耳づまり
- 眼の症状:眼のかすみ、疲れ、
視力低下(眼精疲労) - 心臓の症状:心臓部の痛み、
脈の乱れ、息苦しさ - 咽喉頭部の症状:かすれ声、喉の違和感、
嚥下困難頭痛、頭重感 - その他の症状:上肢や全体のだるさ、
上肢のしびれ、注意力散漫など
原因
首が鞭のようにしなるという不自然な力がかかることにより、頸椎や首の捻挫などを引き起こすことが原因で起きます。ただの首や頸椎など重要な神経が集まる部分の捻挫のため、それによって神経を傷つけ損傷することによってしびれや痛みなど多くの症状を引き起こします。
治療方法
治療方法としては、星状神経節ブロック療法が有効であり、7つある頚椎の一番下(第七頚椎)のあたりにある星状神経節という全身の交感神経が集まっている、いわば神経かたまりともいえる場所に、微量の麻酔薬やレーザー照射でバレ・リュー症候群の原因となっている自律神経の緊張を押さえ働きを正常に戻す事により身体全体の症状を改善させる事が出来る治療方法です。
この星状神経節ブロック療法の効果は、痛みを一時的に楽にするというものでは無く、痛み続けて疲れきった神経を楽にする事で痛みの悪循環を絶ち、自律神経本来の調子を取り戻させるのが治療の目的ですので、早い人だと数回の治療で完治する事もあります。
Q&A
治療費はどのくらいかかりますか。
交通事故の患者様の場合には自賠責保険が適応されるために、治療費の負担はございません。
自賠責保険という保険に入っていない場合は全額治療費自己負担なのでしょうか。
自賠責保険は、事故の被害に遭った方の保険ではなく、車を運転する人が必ず入る保険のため、車を運転している方の保険からお支払されるので自己負担はございません。
痛みが出てきたのが1週間たってからなのですが、これは自賠責保険に適応されますか?
数日過ぎただけで事故と怪我の関係性の証明が難しくなるため、医師が事故との関係に確実性を持てない場合には自賠責保険は適応されない場合がありますので、事故に遭われた日に医師にかかることをお勧めします。
事故に遭っても全く痛みが無いのですが、医師にかかりにいくのは迷惑ではないですか
万が一鞭打ちの可能性もありますので、自賠責保険が適応されるようにするための診断書を医師に作成しておいていただくためにもまずは診察にお越しください。