肩・腰の痛み

    セルフチェック
  1. 症状に波があるが、長期間にわたっている
  2. 痛む場所が変わることがある
  3. 気温や天候の変化によって痛みが変わる
  4. 少しの運動をすると症状が出てくることがある
  5. 集中力が以前よりも低下しているように感じる
  6. 頭痛・倦怠感・疲労感・不眠・めまいなどが以前より多く感じる

以上の項目に2つ以上当てはまる場合には鞭打ちの可能性がきわめて高いです。

概要

在宅診療部交通事故の怪我で起きる鞭打ち症のほとんどが「外傷性頚部症候群」です。頸椎を構成する関節包や筋肉・靭帯などがダメージを受けて捻挫の症状を起こしています。

そのため首や肩を中心に背中や腕など、広範囲にわたって痛みやしびれなどが生じます。

    症状
  1. 痛み(首回り・頭部・頸椎・腕)
  2. 痺れ(首回り・頭部・頸椎・腕)
  3. 麻痺(首回り・頭部・腕・指先)
  4. 凝り・動かない(首・肩・背中)
  5. だるさ(全身・腕)

原因

首が鞭のようにしなるという不自然な力がかかることにより、頸椎や首の捻挫などを引き起こすことが原因で起きます。ただの首や頸椎など重要な神経が集まる部分の捻挫のため、それによって神経を傷つけ損傷することによってしびれや痛みなど多くの症状を引き起こします。

治療方法

在宅診療部事故直後は、安静に保つことが大切です。肩や腰に痛みを生じる頸椎捻挫の場合には、2,3日たったころに痛みが徐々に出てくることが特徴です。 そのため、交通事故発生時には痛みを感じることがなく、これは大丈夫と判断してしまいがちですが、そのまま放置してしまうということが多く、医者にかかっていれば早く治っていたものが長期にわたって慢性的な痛みをかかることもあります。

それを防ぐためにも、交通事故に遭い頸椎に衝撃を覚えた場合には痛みの有無に関係なく医師にかかることを、安静に過ごすことが早期完治につながります。肩や腰に痛みを感じた場合には、クリニックにて痛みを止めてくれる痛み止め薬や、炎症を冷やして抑えるための湿布を処方します。

症状が中程度以上あると判断された場合には首を固定するために頸椎カラーと呼ばれる専門の固定具を使用して、首の負担を軽減いたします。個人差はありますが、軽度であれば1ヵ月弱で完治いたします。1ヵ月以上痛みが続く場合には、理学療法士や作業療法士という国家資格を持った機能の回復・改善のプロフェッショナルがリハビリテーションのプログラムを組み、柔道整復師が徒手を行ったり、首の牽引を行ったり、温熱療法を行ったり、マイクロウェーブを使ったりと、最適な治療を提供し、交通事故に遭う前よりも良い状態へ持っていけるように努めます。

Q&A

治療費はどのくらいかかりますか。

交通事故の患者様の場合には自賠責保険が適応されるために、治療費の負担はございません。

自賠責保険という保険に入っていない場合は全額治療費自己負担なのでしょうか。

自賠責保険は、事故の被害に遭った方の保険ではなく、車を運転する人が必ず入る保険のため、車を運転している方の保険からお支払されるので自己負担はございません。

痛みが出てきたのが1週間たってからなのですが、これは自賠責保険に適応されますか?

数日過ぎただけで事故と怪我の関係性の証明が難しくなるため、医師が事故との関係に確実性を持てない場合には自賠責保険は適応されない場合がありますので、事故に遭われた日に医師にかかることをお勧めします。

事故に遭っても全く痛みが無いのですが、医師にかかりにいくのは迷惑ではないですか

万が一鞭打ちの可能性もありますので、自賠責保険が適応されるようにするための診断書を医師に作成しておいていただくためにもまずは診察にお越しください。

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