粉瘤(アテローム)

粉瘤(アテローム)でお悩みの方へ

粉瘤(ふんりゅう)は、垢や皮脂などの老廃物が皮膚の内側にできた袋の内部にたまってしまうことによってできる、良性の腫瘍のことです。原因は、現状でははっきりとわかっていないのが実情です。
症状の初期はお米粒ほどの大きさですが、時間が経つにつれ、皮脂・角質が蓄積されると共に大きくなっていきます。内容物が排出された際には、不快な臭いがすることがあります。

粉瘤の内部に細菌が入ってしまうと、内部で感染し、炎症を起こします。炎症を起こした粉瘤は「炎症性粉瘤」と呼ばれます。痛みや、赤みなどの症状が伴うことになります。内部の膿みを出すため、排膿手術が必要な場合もあります(根本治療ではありません)。

当院の粉瘤治療のポイント

  • 1
    すべて保険適応
    粉瘤治療は術前診察、検査、手術、術後診察などすべて保険適応になります。
  • 2
    手術跡が小さく、痛みが少ない
    くり抜き法での治療の場合は、手術痕が小さいため、痛みが少ないです。
  • 3
    炎症を起こした粉瘤でも、治療可能
    早期に、症状の改善を目指します。
  • 4
    短い手術時間
    手術時間は最短10分程度で終了致します。巨大なものや、癒着の強い場合、時間を要すことがあります。

くり抜き法の特徴

当院での粉瘤治療では、多くは「くり抜き法」で治療致します。
くり抜き方の特徴としては、切開を伴う手術治療に比べて、

手術時間が短い(数分で終わることがほとんどです)
傷跡がきわめて小さくてすむ

と言ったメリットがあります。再発率は、従来の手術方法と変わりありません。

当院での治療の流れ

  • 1
    まずはご来院ください。
    ご来院時、保険証、お薬手帳をお持ちください。
  • 2
    粉瘤の大きさ、
    部位などを見て手術可能か判断します。
  • 3
    手術をご希望される場合は手術説明を行い、同意書にサインをいただき、
    手術日を決定します。
    料金は5,000円〜15,000円です。
  • 4
    週に2~3回、傷の消毒のため外来受診していただきます。
    手術後1~2週間で抜糸を行います(部位によって異なります)。

手術後のケアについて

くりぬき法での手術後は、傷跡が小さいため、いつも通りお仕事、通学して頂けます。

手術当日は、手術痕の部位の洗顔を洗うこと(濡らすこと)は控えて頂きますが、翌日からはシャワーを浴びるなどをしていただいて大丈夫です。
術後に消毒や特別な手当は必要なく、市販のガーゼなどで、傷痕を保護していただくことになります。
一週間後の診察で抜糸を行なえば、その後は通常の生活に戻っていただけます。

術後の注意点について

手術当日は、傷痕を洗う(濡らす)ことは避けてください。
術後1週間(抜糸まで)は傷を湯船につけることは避けてください。シャワー浴は可能です。
術後48時間は飲酒や運動をお控えください。
粉瘤の治療をお考えの方は、
当院へご相談ください。
形成外科専門医が、
傷あとの目立たない治療を目指しています
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048-682-1010
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